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テーマ

今回のテーマは「言語化の効用」です。大学生になってから聞いた意識高そうな言葉ランキングで安定した成績を誇りそうな「言語化」ですが、その重要性は日々実感しています。このブログを始めたのも言語化するためでもあります。

結論

この記事での言語化についての結論は

  • 言語化によって自分の思考の質量が高まる
  • 思考やアウトプットまでのスピードが上がる
  • 悩みや迷いが解決する

となっています。以下から詳しく見ていきます。

言語化とは何か

意外に「言語化」って言葉を「言葉にすること」以上に考えたりすることも少ないと思います。まず初めに言語化とはなんぞやということを定義していきたいと思います。

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言語化は「感情や思考を言葉に変換し外部にアウトプットすること」です。ここでの外部内部とは「自分の内部外部」のことです。自分の内部とはつまり自分の頭の中です。

上記で図示してみました。言語化のプロセスを詳しくみてみましょう。

インプットの蓄積

言語化にはまず自分の中の知識や思考といったインプットが存在します。僕たちの頭の中には、これまで勉強してきたこと、感じてきたことなどが蓄積されています。ここで蓄積されているものは言語化されておらず、曖昧な存在として存在します。ふわっとした概念などがただよっているイメージです。

(頭の中で考えているときも言語を用いているじゃないか、という指摘もあると思うのですが、僕もそのへんはよくわかっておらず、このへんは言語学とか哲学で死ぬほど考え抜いてる人達がいるのでググったり本を読んでみたりしてみてください。今回はそう定義した、ということで大目に見て下さいw)

これが全てのアウトプットの材料ということになります。このアウトプットの蓄積を用いて僕たちは何かしらのアイデアや行動を現実にします。

言語のルール

ここで登場するのが言語のルールです。このルールはロジックによるフィルターの役割を持ちます。言語は外部に出す際に文法といった「言語のルール」が働きます。文法にはロジックがあり、何かを表現する際には、そのロジックがなければ表現することができません。

主語述語、5W1H、動詞・形容詞・副詞、因果関係、こういったルールに従って、文章に起こさなければ、自分の意図しているものを表現できません。

例えば、ある情景を思い浮かべ、それを説明する際にはルールにそって表現しなければ、その情景を説明することはできません。

「あの大きな風車の手前には、4匹の小さな牛がいて、干し草を食べている」

この1つの情景の説明の中には、様々な言語のルールが用いられています。

そもそも日本語というのも1つのルールですし、どんな主体がどんなことをしているという情報を、ルールに沿って統合し表現することが必要です。

このルールに沿って表現することができなければ、その情景を人に伝えることは愚か、言葉として自分が認識したということができません。視覚的に情景を認識したにすぎません。

ここに言語化の効用の本質があります。頭の中では抽象的で言語以外で思考されていたものが、言語を用いることで、一定のルールによって整理されるのです。

言語化の方法

実際にルールで整理されたものがある方法を通じてアウトプットされます。言語化の方法とはインプットの蓄積をアウトプットとして出す手段のことです。主に話すこと、書くこと(PCに打つことは書くことに含む)があると思います。この方法を通じて思考や知識を言葉に起こすことが出来ます。

それぞれのアウトプット方法によって特徴があるので、それは後ほどまとめていきたいと思います。

意味をもったアウトプット

これは結果的に生まれるアウトプットそのものです。言語化の方法を通じて、外部に出てくることになります。このアウトプットは何かしら自分の思考や感情を表現し、意味を持っています。

このようなプロセスで自分の思考は外部にアウトプットされていきます。次に言語化によるメリットに関して書いていきます。

言語化のメリット

思ってることを書いたり話したりするだけで、そんなメリットがあるんかい!と思うかもしれませんが、自分的には言語化は非常に重要だと思います。以下のようなメリットを自分は感じています。

  • ①いま悩んでいることが明確になる
  • ②次なる気づきが得られる
  • ③思考の時間が短くなる
  • ④自分の理解が確かめられる
  • ⑤長く記憶に残る 

①いま悩んでいることが明確になる

頭の中でもやもやして悩んでいることを実際に言葉に起こしてみると、思ったより悩んでいることは少なかったり、書き出してみると意外となんてことはない事が多いです。自分の頭の中で悩みを大きく感情的に解釈してしまっていたりするところを、言語化することで、客観的に捉えられるようになります。また言語のルールにそって整理されることで「誰が・何が原因なのか」「悩みの本質は何なのか」が明確になります。

②次なる気づきが得られる

人に自分の悩みを話していて「あれこの悩みって何が問題なんだっけ」「こうすれば解決するかも」って思った経験はありませんか?言葉にすることで気づきが得られるのは「オートクライン」という効果です。発した言葉は何かしら自分に影響を及ぼします。自分の言葉と行動を一貫させようとする「コミットメント効果」であったり、「自問自答」であっても自分の思考を促すことができます。

③思考の時間が短くなる

思考の時間が短くなるというのは、人間って考えているつもりでも、一向に思考が前に進んでいない時があるのです。これは考えているのではなく、迷っている・悩んでいる状態です。言語に落とすことで、何が思考できていて、できていないのかを客観的に確かめることができます。書き出してみて、出ないことは恐らくあと何分考えても出てこないので、新たな情報をインプットするしかないでしょう。

④自分の理解が確かめられる

「これの意味説明して」って言われた時に意外と説明に困ってしまうことがあります。これはわかった気になっている状態です。言語のルールに当てはめた時に説明できないということは、その概念が何を指しているのかが、正確に把握できていないということです。言語のルールに当てはめて説明できないものは、自分の頭の中から取り出すことはできないので、基本的に役に立たないです。(自分がその概念を使う先は常に外部にあるから)わかってるつもりになっているものを一旦言語化してみると、自分の理解が確かめられます。

⑤長く記憶に残る

喋った内容とかって忘れにくくなりますよね。書いたら記録として残るのはもちろんですが、言語に一度起こしたものは自分の記憶に入りやすくなります。

言語化にはこんな感じのメリットがあります。侮れないものが非常に多いです。言語化を習慣化することで仕事の質量・スピードも上がっていくと思います。

主な言語化の方法

それでは最後にどう言語化するか、具体的な方法をまとめておきます。

この3つの方法を紹介します。

 

#メモ書き

【目的】思考の整理。ロジックの深掘り。思考を全部出す。

【必要なもの】紙、ペン

【特徴】一番簡単なやつです。問題を整理するときに紙に書き出す人は結構いると思います。『ゼロ秒思考(著:赤羽雄二)』がメモ書きのメソッドをまとめているので、是非参考にして下さい。メモ書きをすることで「紙を脳の代わりにする」ことになります。こうすることのメリットは思考を「抽象・主観→具体・客観」に切り替えることができます。紙に自分の考えていることが全て現れるので「これは違うかもしれない」とか「意外に悩んでることってこれだけなんだな」とか、頭の中で考えるのと違った視点で自分の思考をみることができます。ロジックの深掘りとかも非常にやりやすいです。自分の知っている社会人の方は1日にA4の紙500枚分思考を吐き出したこともあるみたいです。そこまでやってくると「紙を脳の代わりにする」ことが可能になってくると思います。

 

コーチン

【目的】気づきの誘発。思考の拡張。

【必要なもの】話し相手

【特徴】コーチングは相手に質問を投げかけてもらい、それに答えることで気づきを誘発・思考を整理するという技術です。コーチングの良い点は「質問を自分で考えない」という点です。自分で質問を考える限り、自分の思考の範囲の域は出られません。考えもしなかった角度からの質問によって、思考を広げていきます。コーチングする側にも技術が必要になっていきます。一方は言語化して思考を広げる、もう一方は質問力を高めるって考えて交代でやればお互いにいい感じですね。あとは書くよりも話すほうが、自分的にはオープンな感じがして、印象や記憶に残りやすい気がします。コミットメント効果も高そうです。

 

#タイピング

【目的】思考の整理。記録。

【必要なもの】PC

【特徴】タイピングは見える形に言語化するという点でメモ書きと同じです。しかし自分的にはメモ書きとタイピングによる効果は違っていると思います。タイピングは思考がPCの表現の幅に制限されている気がして、思考の誘発を阻害している印象があります。文字の大きさとか列の配置とか、そのへんの自由が手書きよりも効かなかったり、思考と思考を矢印で引っ張ったり、図をくっつけることもできないので、少し不自由です。あとは自分たち学生はペンで文字を起こすことに慣れているので(PCを本格的に使い始めるのなんて大学生から)実際にペンで文字に起こすほうが、言語化している感覚が強く、効用を得やすいんじゃないかなと思います。PCだとローマ字を打っているので、言語のルールが変わる気もしますし。「打つ」ことと「書く」ことは違う動作ですから効果も違う所感です。タイピングは記録としてずっと残すことができるので、記録用としては適しています。荒くメモ書きしたものを整理してPCにタイプして残すなんて使い方がいいんじゃないかなと思います。手っ取り早さはメリットです。

まとめ

今回は言語化に関してまとめてみました。やはり頭で考えた気になっていることは往々にしてあります。頭の中で考えることと言語としてアウトプットすることには天と地ほどの差があります。これからは自分の考えたことを積極的に言語化してみてはいかがでしょうか!