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仕事ができるようになるには?(後編)

テーマ

前回に引き続き、仕事が上手くできるようになるにはどうしたらいいのか、ということを考察していきます。今回はアウトプット編です。投資した時間・労力をどのように形にしていけばいいのかを考えていきます。

結論

良いアウトプットをするためには以下が必要となります。

  • 課題の質を高めること
  • 課題に対応した施策とアクションを生み出すこと
  • 実行とその管理までやりぬくこと

すごく当然の結論になっていますwこれから全体像と個々を見ていきます。

アウトプットとは何か

大学生になってから途端に「アウトプット」という言葉を使うようになりました。すごく便利な言葉です。議論の結果まとまったアイデアを指したり、自分の意見をアウトプットする(発信する)という意味でいったりもします。とにかく自分のインプットを外に出すということは変わりありません。

ここでは「目的達成のために生み出す価値、成果物」と定義したいと思います。

目的に対する成果そのものは、行動やアイデアの結果なので、アウトプットのニュアンスと少し違います。あくまで自分は、目的達成のために考案したアイデア、そのために行った行動をアウトプットとしたいと思います。

アウトプットの構成分解

ここでアウトプットを少し要素に分解して考えました。4つの要素に分かれます。

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  1. 達成したいゴール・目的
  2. 取り組むべき課題
  3. 行う戦略戦術(思考段階)
  4. 実行の管理(実現段階)

まず前提となる「達成したいゴール・目的」が存在します。それを達成するためにアウトプットをするということです。そのゴールを達成するためには「取り組むべき課題」が存在します。この課題を解決することでゴールを達成することができます。課題を解決するためには「戦略戦術」が必要になります。しかし戦略戦術を考えるだけでは課題は解決されず、「実行」しなければいけません。実行時には戦略戦術を考えていた時には想定しなかった事態が生じます。それにも対処する必要があります。

アウトプットと見られるのは3と4です。(2は3と4の前提になっている)

次から個々の部分を見ていきます。

1. 達成したいゴール・目的

自分がアウトプットを出す目的となるものです。「会社を成長させる」と言った定性的なものと、「売上を昨年度比で20%増加させる」と言った定量的なものがあります。

このゴールがぶれているとアウトプットもぶれがちになるので、明確に定義することが重要です。

これ自体は自分で決めることなく、上司など他の人から決められることもあると思いますが、人間同士で認識がズレる場合があるのでゴールイメージの共有を計ることが重要となります。

2. 取り組むべき課題

ゴール達成のために取り組むべき課題を設定する必要があります。その課題の特定のために大事な概念がいくつかあります。

ロジカルシンキング諸概念

ロジカルシンキング本に載っているMECE、ロジックツリーなどの諸概念です。ロジカルシンキングの概念を用いることで、自分が取り組む対象を網羅的に理解することができます。

網羅的に理解することで、取り組むべき対象に含まれる要素同士の関係性や、リサーチすべき具体な要素が明らかになります。ここで合理性を欠いてしまうと、課題の取りこぼしや取り逃しなどが生じます。

課題を特定するのにおいては、まず課題を見逃さないために、問題の全体像を網羅的に把握するためのロジカルシンキングが必要です。

自分がよく参考にさせていただいていた良いサイトがあるので貼っておきます!

N's spirit 投資学・経営学研究室

ファクト収集

次がファクト(事実)を情報として集めることです。ロジカルシンキングで構造化したものはまだあくまで理想や可能性の話で、実際の情報を集めなければ、取り組むべき課題を発見することは出来ません。

マクロデータなどからの情報収集や、実際のユーザー・関係者からのヒアリングなどで実態を調べる必要があります。

特にヒアリングの場合は、どうしてもヒアリング対象者の主観が入ってしまうため、ファクトとしての取扱いに注意が必要です。

集まった情報をロジカルシンキングによって構造化したものに当てはめることで課題の検証ができます。

仮説検証

そして自分たちの持っている課題の仮説(これが課題なのではないか?という仮説)を実際に集めた情報を元に確かめる。

例えば、自分の飲食店が儲からないのは、顧客の平均単価が低いからではないか、といった仮説を持った。実際に周辺の同業他社の顧客単価をリサーチした所、自分のお店の顧客単価は地域の平均よりだいぶ高いという結果が出たとすると、課題は顧客単価ではなく他にあるのではないか、というイメージ。

可能性を事実によって潰していき、新たな可能性をまた確かめていくという工程。

3. 行う戦略戦術(思考段階)

実際に特定した課題をどのように解決していくのかという段階。アウトプットの肝。良い戦略戦術を出すには想像力も必要であるが、以下のような点を意識する。

  • 即アウトプットに走らない
  • 課題そのものにならない
  • 可能な限り話を具体化する
  • 他で使われている概念を抽象化し自らのケースに転用する

即アウトプットに走らない

自分がやりがちなやつです。せっかく課題まで精緻に特定してきたのに、それと一見つながる「やりたいアイデア」をやろうとするのはNG。課題の粒度が粗いとなりがちなイメージ。要素で思考できていないと陥りがち。

ex. モチベーションの低下が課題→じゃあ合宿やろう!

課題そのものにならない

課題は戦略ではない。課題はWhat(何に取り組むのか)であり戦略はHow(どう取り組むのか)である。(戦略と戦術もその関係にあるといえる)

ex. 課題:新規顧客の開拓→戦略:新規顧客を開拓する(→何も言っていない)

可能な限り話を具体化する

戦略となると大きい話になりすぎてしまい、本来捉えるべき要素を外してしまうことが多い。課題の粒度は様々であるが、大きい課題に合わせてしまうと、小さい課題を逃してしまう可能性がある。

ex. 課題:モチベーションの低下→合宿をやろう!

→モチベーションが低いより具体的な原因が忘れ去られ、合宿を行うことが目的になってしまう。モチベーションが低いより根源的な問題は合宿を行うだけでは解決せず、合宿の中でもより細分化した要素を組み込まなければいけない。

他で使われている概念を抽象化し自らのケースに転用する

イデアを他から持ってくるということです。シェアリングエコノミーの概念を使えば全部それっぽくなる的なイメージです。

ex. Airbnb→民泊シェア→空いてるもののシェア→空いてる車の座席シェア→Uber

4. 実行の管理(実現段階)

最後に実行です。実行の時に重要なのは

  • コミュニケーション能力
  • 実行者間でのイメージの共有
  • PDCA管理

だと思っています。

コミュニケーション能力

非常に大きなくくりですが、考えたアイデアも人に浸透しなければ意味がありません。自分のアウトプットは周囲の人間を巻き込んでいくことが多いです。人を巻き込むためには共感を得たり、アウトプットの価値を理解してもらう必要があります。

コミュニケーション能力がなければ、アウトプットは上手く実行に結びつかず、絵に描いた餅となってしまいます。細かくは割愛ですが、とても重要です。

実行者間でのイメージの共有

やっている人が複数人の場合は、実行にしているうちに、そもそもの目的とずれていったり、できあがるもののイメージが人によってずれたりします。そういったことがあると、やり直したり、色々と手間がかかります。

達成する目的や完成するもののイメージを適度に確認し合うことが必要です。

PDCA管理

実行する上で週次、月次目標とずれてくることもあります。実行時にわかってきた障壁などがあるからです。目標と現状の乖離を確認し、一定スパンごとに見直しが必要になります。PDCAに関しては、これでもかというぐらい徹底的に、かつわかりやい本があるので紹介しておきます!

冨田和成『鬼速PDCA』

まとめ

上記のような構造でアウトプットを出していきます。良いアウトプットを出せる人はある程度、共通の思考の枠組みをしているんじゃないかと思っています。共通以外は経験に基づく第六感だったり、慣れによるスピードだったり、情報源の確からしさだったり、そういうところで差がついていくんじゃないかと。今回書いてみたのは、良いアウトプットを出すまでの流れの弱小版といったところでしょうか、、、笑

枠組に沿ってやれば、大きく出したいアウトプットから乖離することはないのではないかなと思います!